ロッテ佐々木朗希あるぞ!貧打ダメ虎相手に2度目の完全試合 マリンの強風で鬼に金棒
■打者の手元で球が動く
佐々木朗希の完全試合達成時の奪三振数は19で、1995年のオリックス・野田浩司の記録に並んだ。佐々木朗はそのうち、フォークで14三振を奪った。
「野田さんが記録を作った試合もマリン。当時、私はロッテに所属し、バックネット裏から投球を見ていましたが、とにかくフォークの落差と変化が凄かった。佐々木朗希のマリンでの投球はあのときの野田さんの姿と重なる。佐々木朗希は直球が速くてフォークの落差が大きい上に、直球とフォークの腕の振りがほぼ同じで球種を見極めづらい。ただでさえ簡単には打てないのに、基本的にど真ん中を目がけて投げれば直球も変化球も風の影響もあって、打者の手元で微妙に動く。まさに鬼に金棒です」(内藤氏)
対戦相手の阪神はリーグ最低のチーム打率.224、同4位の144得点という貧打線。昨季は5月27日に甲子園で対戦し、5回4失点(自責点は3)ながら、プロ初勝利をマークした。昨季の阪神は首位を快走していたが、今季はセの最下位に低迷。佐々木朗希自身、パワーアップしているし、阪神の打者は佐々木朗朗希の球筋を見慣れていない。ひょっとしたら、ひょっとするぞ。