阪神・西純矢ついにプロ初完投&初HR! 同期の佐々木朗希、奥川を上回る「タフネス」証言
最下位に沈む阪神の希望の星である。
プロ3年目の西純矢(20)が18日のヤクルト戦で9回1失点の好投でプロ初完投勝利(今季2勝目)をマーク。投手としては2007年ボーグルソン以来となる「8番」で出場し、二回には左腕高橋の内角速球を豪快にフルスイング。左翼席へ2ランを放つなど、打撃でも勝利に貢献した。
最速154キロの伸びる直球と、鋭く縦に落ちるスライダー、フォークが武器。佐々木朗希、奥川恭伸、宮城大弥らと同世代の19年ドラフト1位で、創志学園高時代は4番を打ち、高校通算25本塁打をマークしている。19年のU18W杯(韓国)では投手兼外野手の「二刀流」としてチームに貢献。大会最多の2本塁打を放つなど、プロのスカウトからは「投手の方が素晴らしいが、打者としてのセンスもいい」との声が少なくなかった。
「おまけに心身がタフですから」とは、前出のU18を取材したメディア関係者。
「佐々木朗と奥川は肩肘に細心の注意を払って調整していた一方で、宮城とともに投打にフル回転したにもかかわらず、肩肘の状態は全く問題なく、最後までピンピンしていた。宿舎では韓国料理に苦戦する選手が多い中、好き嫌いなく一番食べていたといいます。高校2年時の甲子園ではガッツポーズを連発して波紋を広げましたが、根っからの明るい性格で、大舞台でも物おじしない。近い将来、阪神のエースになる可能性は十分にあります」
ブレークは近い。