<33>スポーツ界に広がる「トランスジェンダー問題」私個人としては賛成だ
スポーツ界でトランスジェンダーへの取り組みが進んでいる。国際水泳連盟がトランスジェンダー選手の女子大会出場を制限し、「オープンカテゴリー」設置を検討。陸上、ラグビー、サッカーでもトランスジェンダーに対する動きがあり、今後のスポーツ界を大きく変える可能性がある。
トランスジェンダーをあえて分けることで差別しているとも取られかねない。一方で、男性と女性で力の差が出るのも確か。一定の不満や批判が出るのは仕方ないのかもしれない。「フェアとは何か」を決めるのは大変な作業になる。「100%賛成」は難しい。
私個人としては賛成だ。例えば、今まで「人に言えない」「恥ずかしい」と思っていた人たちや子供たちも、スポーツでオープン枠ができたり取り組みが公になることで「変なことじゃないんだ」と思えるかもしれない。スポーツを通して、ジェンダーの問題で悩んだり、心を閉ざす人たちの負担を減らすことができるのであれば、必要なことなんじゃないか。
すべての競技では難しいかもしれないが、年齢別や体重別があるのと同じように、決まった数値に基づいて階級を分けることで男女混合競技にすることもできるはずだ。