フェンシング日本代表“沖縄レジャー合宿”発覚 問われる武井壮会長と太田雄貴前会長の責任

公開日: 更新日:

 現在はIOC(国際オリンピック委員会)委員やOCA(アジアオリンピック評議会)のアドバイザリーなど、スポーツ界の中枢で活動しているが、今回の一件ではダンマリを貫いている。

 太田氏は2008年北京五輪で日本フェンシング史上初のメダルを獲得し、日本で同競技の知名度アップに貢献した立役者。現役引退後はフェンシング協会の理事や会長を歴任した。

 かつてフェンシング協会は不正経理が横行。太田氏は組織改革に着手したものの、選手に「自腹遠征」を強いるなど、むしろ財政は悪化した。当時、太田氏は「JOCからの助成金が減った」など説明していたが、今回はその助成金を選手側が悪用。協会も報道が出るまでレジャー合宿の実態に気付かなかったのか、あるいは黙殺していたのか。いずれにせよ、太田氏の下、組織が健全化したとは到底言えまい。

 今回の一件、太田氏も知らぬ存ぜぬは通らないのではないか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇