スポーツ界で相次ぐ不祥事で加速する「公益法人化」の落とし穴が…識者が指摘

公開日: 更新日:

「公益財団法人になることは、内閣府の管理下、つまり国の言いなりになることを意味する。ボクシング山根明前会長が『国の言うことを聞いたって金メダルは獲れない』と突っぱねたのも一理あるわけです。助成金に縛られてスポーツが国の管理下に置かれるというのは、実は重大な問題なのです。古い話になりますが、モスクワ五輪のボイコットも、選手は国から補助金をもらって五輪に出させてもらっているから、国の言いなりになるしかなく、出場したい選手も出ることができなかった。その当時から組織こそ独立はしていても、事実上は国の支配下だった。助成金に頼らないスポーツ界の財源作りが急務です。ただ『ルールは守ろうね』じゃなく、国の支配から抜け出そう、財政的に独立しようという方向にならないと、スポーツ界は改善していかない」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ30代アナ永島優美、椿原慶子が辞めて佐々木恭子、西山喜久恵50代アナが居座る深刻

  2. 2

    志村けんさん急逝から4年で死後トラブルなし…松本人志と比較される女性関係とカネ払い

  3. 3

    ダウンタウン浜田雅功の休養でよぎる2023年の「意識障害」報道…「前日のことを全く記憶していない」

  4. 4

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  5. 5

    悠仁さんの成人会見は秋篠宮家の数々の危機をいっぺんに救った

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  2. 7

    志村けんさん急死から4年で関係者が激白…結婚を考えた40歳以上年下“最後の女性”の存在

  3. 8

    備蓄米放出でもコメ価格は高止まり…怪しくなってきた農水省の「実態把握」

  4. 9

    日テレ「さよなら帝国劇場」でわかったテレビ軽視…劇場の階段から放送、伴奏は電子ピアノのみ

  5. 10

    フジテレビ「Live News イット!」が大苦戦中…上垣皓太朗アナが切り札となるか