大谷翔平の7月トレードに現実味!「二刀流需要」↔「エ軍に見返り」で浮上する2球団
左の長距離砲が欲しいマリナーズ
仮にエ軍が大谷のトレードに動くとなれば、二刀流の需要があって、なおかつ見返りに若手の有望株を得られる球団はどこなのか。
「今季のポストシーズン進出を狙うマリナーズが最適な相手と言えるでしょう」と大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう続ける。
「マ軍で長打力があるのは右打者ばかりで、左の長距離砲を必要としています。マイナーには若手有望株が揃っており、特にリリーフ投手は豊富で、交換要員に不足はない。現状のローテはレイ(30)、ゴンザレス(30)の両ベテラン左腕が故障がちのため、6人ローテに支障はなく、大谷が加入しても弊害はありません。昨オフ、菊池との契約延長を見送った際、ディポトGMは『日本人選手を獲得したい』と話したこともありましたが、大谷が取れるのであれば、1対4の複数トレードにも応じるのではないか」
マリナーズは現在、首位アストロズと12ゲーム差のア・リーグ西地区2位。東地区のレッドソックス、レイズ、ブルージェイズを含めた4球団と熾烈なワイルドカード争いを繰り広げている。01年を最後にポストシーズンから遠ざかっているマ軍にとっては、後半戦で巻き返すためにも大谷は喉から手が出るほど欲しいはずだ。
■投手・野手ともダブついているメッツ
一方、ナ・リーグ東地区首位を走るメッツにも大谷の需要があるという。
「マリナーズ同様、シャーザー(37)、カラスコ(35)、デグロム(34)ら実績のある投手が高齢で故障リスクが高い。地区優勝、世界一を狙うには計算できる先発投手が必要です。資金力豊富な球団で、昨オフは積極的に補強しただけに、投手、野手とも戦力がダブついており、他球団であれば主力が務まる選手は少なくありません。エ軍にとっては悪い交換相手ではないはずです」(前出の友成氏)
大谷はトレード期限までに、他球団のユニホームに袖を通す可能性も膨らんできた。