引退する羽生結弦は「一体何が凄かったのか?」…真の魅力に迫った伝説のエッセイスト
自伝小説は映画化
しかし残念ながら、20年に高山さんは亡くなっている。
「女性誌の編集者だった高山さんは、テレビに出る以前のマツコ・デラックスを自身が携わる雑誌にたびたび登場させるなど、マツコとは友人関係にありました。エッセイストとして恋愛をはじめ幅広いテーマについて語った連載コラムをファッション誌で持つほか本を執筆。ファッションや歌謡曲などにも詳しく熱烈なファンがいた異才です。15年に肝臓がんが見つかり闘病中でしたが、若くして亡くなっています」(出版関係者)
高山さんの羽生本について、アマゾンなどECサイトのレビューは次のように高評価が多い。
<この本に出会うまではフィギュアに特別な興味はなかったが、読んでみるととにかく知らないことだらけで、競技としての奥深さに驚いた>
<フィギュア番組、フィギュア関係者が決して説明してくれないフィギュアの本当の面白さ、深さを実感する一冊です>
羽生が引退発表したのと時を同じくして、自らゲイであることを公表していた高山さんの自伝的小説「エゴイスト」(小学館)が、鈴木亮平(39)、宮沢氷魚(28)の出演で23年に映画化されることが発表されたばかり。
もし高山さんがいたら、競技生活を終える羽生にどんな言葉をかけるだろうか。