大谷翔平の移籍先にメッツとブレーブスが浮上も…ナ・リーグ行きはデメリットばかり
エンゼルス・大谷翔平(28)が日本時間28日のロイヤルズ戦に「1番・DH」で出場し、3打数1安打1打点2四球だった。3点リードの七回無死三塁で迎えた第4打席では2番手右腕コールマンの100マイル(約161キロ)の直球を中前にはじき返す適時打。意外にもメジャー5年目にして初めて100マイル以上の速球を安打にした。チームは4-0で2戦連続の完封勝ち。
8月3日のトレード期限を前に放出の噂が絶えない大谷の新たな移籍先候補が浮上した。米スポーツサイト「ジ・アスレチック」は27日、メッツが関心を寄せているとし、「大谷に関してエンゼルスに電話をかけたチームのひとつ」と報じた。
ビリオネアのスティーブ・コーエン氏がオーナーを務めるメ軍はヤンキース、ドジャースと並び、資金力が豊富なことで知られる。27日現在、ナ・リーグ東地区で首位に立っているが、6年ぶりのポストシーズン進出に向けて二刀流に白羽の矢を立てたという。
■ブレーブスは「二刀流」を戦力とビジネス両面で計算
大谷の移籍先として同じナ・リーグ東地区のブレーブスも有力視されている。25日までのエンゼルス3連戦の観客動員数は12万8357人で、2017年開場のトゥルーイストパークの最多記録を更新した。ワールドシリーズ連覇を目指すブ軍は、二刀流を戦力と球団ビジネス両面で計算しているようだ。先の3連戦では、普段は遠征に同行しないエ軍のジョン・カルピーノ球団社長が現地で視察を行ったことから、両軍のフロント同士が大谷に関する交渉を行ったとみられている。