古江彩佳の米ツアー初Vは参戦15試合目! 若手に「私も勝てる」の意識変化が連鎖する可能性
バニスター効果といえば陸上短距離の桐生祥秀が2017年に100メートルで日本人初の9秒台(9秒98)を記録すると、サニブラウン、小池祐貴、山県亮太が次々と10秒の壁を破った。マラソンの日本記録もそうだ。設楽悠太が18年の東京で16年ぶりに更新(2時間6分11秒)。同年10月には設楽の記録を大迫傑が破り、昨年のびわ湖では鈴木健吾が2時間4分56秒を出した。
「これは、日本記録は自分が破る、破れるものだという意識に変わったからです」(児玉光雄氏)
ちなみに、渋野日向子は19年の全英女子オープンに優勝。日本勢では男女通じて42年ぶりのメジャー優勝の快挙を成し遂げた。これが、昨年の松山英樹のマスターズ制覇や笹生優花の全米女子オープン優勝につながったという声もある。
年末には勝みなみが米女子ツアーテストを受ける。古江に続く若手は出てくるか。