2週続けて初Vの好材料 若手が優勝争いに絡まないと男子ツアーのカンフル剤にはならない
若いプロには勢いがあって、飛距離も出ます。
しかし緊張感は練習ラウンドと試合では比べものにならず、さらに優勝争いとなれば、その度合いはより強く襲いかかります。
そこを乗り越えて、優勝という結果をプロになって早く出せたのは、試合に出場できる権利だけでなく、これから先も続く長いプロ人生にとって大きな自信になります。
ツアーにはベテランならではの熟練の技も必要ですが、新鮮な若手プロの活気あふれる爆発力も大事です。プロは観客をうならせるプレーが求められていると肝に銘じておくといいでしょう。
初優勝したばかりの河本が、翌週に予選落ち。ツアーで勝つのは簡単ではなく、ホッとしたところがあり、それは仕方ないでしょう。
しかし、自分の持ち味を発揮することが男子ツアーの新たな話題づくりになり、活性化につながることを忘れてはいけません。1勝するだけでも大変ですが、それに満足することなく、その先を目指さないと次のステージに進むことはできません。