阪神・糸井嘉男の引退は“円満決着” フロント&選手の評価上々で「来季残留」待望論も
「やりきりました。41歳まで野球ができて、本当に幸せでした。この年までやらせていただいた阪神球団に感謝しています」
13日、阪神の糸井嘉男が引退会見。日本ハム、オリックスと合わせて3球団を渡り歩いた「超人」のプロ19年目の決断に、球団内外からねぎらいの声が上がった。
2004年に近大から自由獲得枠で投手として日ハム入りし、プロ3年目に打者へ転向。14年に首位打者、16年には盗塁王、最高出塁率も3度(11年など)獲得した。シーズン打率3割は現役最多の9回。ゴールデングラブ賞7度と外野の名手でもあった。
■鳥谷、福留を反面教師に
16年オフにオリックスからFAで阪神入り。6年間プレーした功労者に対し百北球団社長は、何らかのポストを用意しているという。阪神OBは、「近年は、鳥谷敬、能見篤史、福留孝介の退団時に球団の対応に不満を漏らすなど“決別”する形になったが、今回は“円満決着”となったようです」と、こう話す。