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菅野徳雄ゴルフジャーナリスト

1938年生まれ。岩手県出身。立教大卒。1964年からゴルフ雑誌の編集にたずさわり、中村寅吉をはじめ、河野高明、安田春雄、杉本英世、尾崎将司など、数多くのトッププレーヤーを取材。わかりやすい技術論と辛口の評論で知られる。「ゴルフ・トッププロのここを学べ」「ゴルフスウィングの決め手」「即習ゴルフ上達塾」などの著書がある。

古江彩佳LPGAツアー2勝目逃す…グリーン狙うショットの距離感が合わなかったワケ

公開日: 更新日:

 古江彩佳がLPGAツアー2勝目を惜しくも逃した。

 先週の「ポートランドクラシック」は、これまで岡本綾子宮里藍、宮里美香と3人の日本選手が勝っている。

 開催コースを見て、なるほどと思った。松林に囲まれて、日本の林間コースによく似ている。

 景色が似ていると、距離感を掴みやすいとよくいわれる。第3ラウンドが終わって古江が通算13アンダーでトップタイに立ち、2週連続予選落ちの渋野日向子は久々に通算12アンダー4位タイと上位につけていた。

 古江のルーキーイヤー2勝目を期待して見ていると、前半から肝心の距離感が合っていなかった。グリーンをとらえてもピンをかなりオーバーしたり、池越えの8番パー3では逆にショートして池につかまってボギーとするなどスコアを伸ばせなかった。

「なかなか自分のプレーができなかった」と会見で振り返ったが、初優勝のときとは違って少し欲が出て、目の前のショットに無心で集中することができなかったのかもしれない。

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