ジャッジ“四球禍”で本塁打記録61本&打撃三冠に暗雲…大谷のMVPに土壇場で追い風
本塁打、打点を上積みすれば…
ジャッジをア・リーグMVPに推す米国の専門家の多くは「マリスの記録を塗り替え、なおかつ三冠王なら間違いない」としているが、ヤ軍の長距離砲が三冠を逃せば、大谷にMVPの芽が出てくるのではないか。
「大谷が史上初の投打での規定数に到達し、40本塁打(残り6)、100打点(同7)をクリアできれば、いい勝負になる。登板予定のアスレチックス戦2試合(30日、10月6日)で7回無失点の好投を続ければ、MVP投票で重視され、選手の貢献度を示すWAR(現在5.5=3位)は0.5ずつ加算され、現在、ア・リーグ投手部門トップのホワイトソックス・シースの6.5に並びます。本塁打、打点を上積みすれば、野手のWAR(9.2=2位)もトップのジャッジ(10.0)に近づくだけに可能性はゼロではないと思う」(大リーグに詳しいスポーツライター・友成那智氏)
その大谷は日本時間28日のアスレチックス戦に「3番・DH」で出場。メジャー自己最長の12試合連続安打をマークした。