ダル6回2失点の粘投も実らずパドレス終戦…救援がフィリーズ主砲ハーパーの1発に泣く
パドレス・ダルビッシュ有(36)が日本時間24日、フィリーズとのナ・リーグ地区優勝決定シリーズ第5戦に登板し、6回を1本塁打含む4安打2失点。今ポストシーズン3戦連続クオリティースタートと好投しながら、同点の八回に前阪神の右腕スアレスが相手の主砲ハーパーに逆転2ラン。対戦成績1勝4敗で24年ぶり3度目のワールドシリーズ進出はならなかった。フィリーズは13年ぶり8度目のリーグ優勝。
時折、強い雨が降りしきる悪コンディションの中、粘りの投球を見せながら、1球に泣いた。三回2死から四球で歩かせると2番ホスキンスに甘く入った変化球を左翼席中段付近まで運ばれる先制の2ランを許した。
手痛い一発を許しながらも、その後はベテランらしく冷静さを取り戻す。六回にはハーパーをカーブで空振り三振に仕留めるなど、緩急をつけた投球でフィリーズ打線を最少失点に抑えた。
ダルにとっては、レンジャーズ時代から数えて5度目のポストシーズン。今季はチームの勝ち頭(16勝)、エースとして並々ならぬ決意で臨んだのだろう。