比嘉一貴4勝目の原動力は日本オープンでの悔しさ 集中力がより増し終始冷静だった
比嘉は当初、米下部コーンフェリーツアーQT挑戦を表明していましたが、チャンスの目が出てきた初の賞金王タイトル獲得にシフトし、QTを断念しました。
もちろん海外挑戦をあきらめたわけではなく、常に高い目標を持ち、前向きな気持ちを持ち続けています。
比嘉は身長158センチとツアーで最も小さい選手ですが、精神的な強さ、技術的な高さは群を抜いています。賞金王タイトル獲得という目標をクリアして、海外に出ていく準備が着々と整いつつあります。
来季はどのようなスケジュールを立てるのか楽しみであり、世界をあっと驚かす大きな選手に成長していくはずです。
■女子ツアーはベテランの輝き
女子ツアーは「大王製紙エリエールレディス」で藤田さいきが11年ぶりに勝ちました。勢いのある若手のように「試合が毎週あって楽しい」というわけではありません。
キャリアが長くなると誰でも大なり小なり不安や悩み、ケガを抱え、苦労が絶えません。