ドイツ戦は“中央の局地戦”の行方が勝負を決する 鎌田大地が自由にプレーする時間を増やせるか
■CB吉田麻也vsセンターFWミュラー
W杯出場3回目にして不動のキャプテンである吉田麻也(34)は、森保ジャパンに欠くべからざる存在ではあるが、ここ1年に凡ミスやPK献上の低パフォーマンスを連発しており、ピッチ上での威信低下は明らかである。
バイエルン・ミュンヘンでプレーする大黒柱のミュラー(33)は、代表ではトップ下で起用されることが多いが、鈴木氏は「カタールW杯ではセンターFWに近い位置で起用されると予想する」とこう続ける。
「ミュラーはスピードで勝負してくるタイプではない。年齢的な衰えもあってスピードに難のある吉田にとっては好都合だが、多くの面で不安材料を抱えている。ミュラーは変幻自在のポジショニングから予測不能の動き出しで相手DFを惑わせ、パスの出しどころも読みづらく、シュートに持ち込むタイミングも独特の<間>がある。吉田がミュラーに手を焼くシーンは、少なからずあるでしょう」