ブラジルの英雄ネイマール“専売特許”過剰演技を封印!W杯の長すぎるロスタイムで世界が注目
W杯のロスタイムの測定に“新様式”が採用されたことで、初戦を待たずして世界中から注目を集める選手がいた。
日本時間25日午前4時キックオフのセルビア戦に先発したブラジルのFWネイマール(30)のことだ。ネイマールといえば、ファール欲しさや時間稼ぎを目的とした過剰なアピールが専売特許。前回の2018年ロシア大会では4試合で計14分もピッチをゴロゴロと転げ回り、世界中の失笑を買ったのは記憶に新しい。
しかし、「今年のW杯では、負傷、時間の浪費、ゴールパフォーマンスなど、プレーが中断した時間はその分だけ(ロスタイムとして)補償される」とは、FIFA審判委員会のコリーナ委員長。
この新手法により、日本時間21日のイランーイングランド戦のロスタイムは前後半でなんと計24分。日本が大金星を挙げたドイツ戦でも、1点リードで迎えた後半のロスタイムは7分と表示され、試合を解説した元日本代表の本田圭佑ですら「なァな(7)分もある!?」と裏返った声で絶叫したほどだった。
従来とは比較にならない追加時間が与えられているのだが、そこでネイマールだ。試合時間が厳格に管理されることによって、“伝家の宝刀”である時間稼ぎは意味を為さない。試合前からツイッターでは《いつものように転げ回ってアディショナルタイムが30分とかになるのか?》《アディショナルタイム20分とかの伝説をつくってほしい》《転がらないネイマールが見れるかも》《ネイマールはさらに30分、試合時間を増やしそう》などと、日本語のみならず多くの言語でネイマールの珍プレーを期待する声が上がっていたのだ。