森保ジャパンW杯8強への絶対条件 クロアチア絶対的司令塔モドリッチをこう潰せ!
20歳のCBグバルディオルを中心とした強固な守備網
クロアチアの指揮官ダリッチはロシアW杯で準優勝の栄に浴し、W杯後も「戦術はモドリッチ」のサッカーを継続。しかし、世代交代をおろそかにしたことでチームは停滞期を迎え、21年の欧州選手権はベスト16で敗退。「ベテラン頼みのサッカー」「明確な戦術がない」「特定の選手ばかり招集している」など大きな批判にさらされた。
そこでダリッチ監督は重い腰を上げ、世代交代を進めた。中でも黒のフェースガードを着けた20歳CBグバルディオルは、ベテランと若手が融合した新生クロアチアを象徴する選手である。
「身長185センチ・体重80キロのフィジカルで1対1に強く、ピンチになっても動じない精神力の強さもある。グループリーグのベルギー戦ではFWルカクの前に落ちたボールにいち早く反応してクリアするなど俊敏な動きも見せる。利き足の左足から繰り出すフィードボールの精度も高く、年明け1月にオープンする欧州移籍市場の目玉選手になるでしょう。クロアチアの4DFは24歳左SBソサ、グバルディオル、33歳右CBロブレン、そして27歳右SBユラノビッチという配置。さらに24歳エルリッチ、22歳シュタロといった新鋭DFも控えており、守備力の強さもクロアチアの大きな武器です」(六川氏)
モロッコ、カナダ、ベルギー相手に計1失点のクロアチアの堅牢守備網を前田、浅野拓磨、堂安律、三笘薫、伊東といった日本のアタッカー陣は果たして打ち破れるか。