モロッコ初のW杯8強入り! PK戦でスペインを下した強メンタルと高い技術力
日本と同じE組で2位突破のスペインが、日本時間7日午前0時開始の決勝トーナメント1回戦で、F組1位のモロッコと対戦。0-0で突入した延長でも決着つかず、最後はPK戦を3-0でモノにしたモロッコが初の8強入りを果たした。
試合後、元日本代表の本田圭佑が「やっぱスペインはあんまり強くなかった」とツイートして話題を集めたが……いずれにしても日本に続くPK決着に「PK戦の結果は運不運がつきまとうと言われがちだが、選手の精神力と技術力の差が結果に反映された」と話すのは元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏だ。
先攻はモロッコ。1番手がゴール右にズバッと決め、2番手はGKの動き出しを冷静に見極めながら正面にズドン! 3番手は失敗したが、圧巻は4番手ハキミの「パネンカキック」である。
これは「ゴール中央にチップキックでフワッと浮き球を放つ」シュートのこと。1976年欧州選手権の決勝でチェコスロバキア代表(当時)のパネンカが成功させた。
サッカーの神様ペレによると「天才か狂人のみに許されたシュート」。 元イタリア代表MFトッティが2000年欧州選手権で、元フランス代表MFジダンが06年W杯で決めたことでも知られている妙技だ。