千賀が5年総額102億円、育成出身初のメジャーリーガー誕生にソフトバンクがニンマリのワケ
「実は以前から『育成契約はお断りだけど、ソフトバンクなら歓迎』というドラフト候補生が増えている。むしろ、『育成でもいいから指名してくれ』という選手は、他球団のそれより圧倒的に多いと聞いています。もちろん、育成選手は正規ドラフトで入団した選手よりチャンスは少なく、ダメなら2、3年でバッサリやられる。球団もそうした説明はするが、それでも入団を希望する選手が多い。千賀、甲斐、周東ら多くの育成出身選手が主力に成長しているからでしょう。そこにきて千賀がメジャーと総額100億円の契約ですからね。『ソフトバンクであっても育成は嫌だ』という選手も、千賀に触発されて気持ちが傾くかもしれない」
来季から四軍設立で今以上にチームを拡大させるソフトバンク。千賀の活躍で育成希望選手がさらに増えれば、いよいよ競争は激化。これまで以上に成長を促すことができるかもしれない。