阪神「岡田監督報道」巡る関西マスコミの不毛なバトル…フライングしたサンスポは出禁に

公開日: 更新日:

 2008年以来、15年ぶりに再登板となった阪神岡田彰布監督(65)。その就任報道を巡って、関西マスコミによる激しい綱引きが行われていたという。

「9月下旬、真っ先に岡田監督就任を報じたのはサンスポでした。ただし、球団側はあくまでお願いベースだったとはいえ、マスコミ各社にシーズン中の次期監督報道の自粛を要請していた。フライングする形になったサンスポは球団から取材禁止処分を食らった」(関西のマスコミ関係者)

 そもそも岡田監督はデイリースポーツの専属評論家。デイリーも当然、監督就任の話を知っていた。あえて自粛をしていたデイリーはもちろん、競合他社はサンスポに怒り心頭だったという。

 新監督の報道を巡ってはその後、球団内でも「中途半端な形で報道自粛を要請するのではなく、シーズン中であってもきちんと発表すべきだった」との意見も出たようだが、前出の関係者は怒りが収まらない。

「サンスポの出禁は年内いっぱいまでとみられていた。しかし、秋季キャンプ終了前後にアッサリと取材が解禁された。サンスポは阪神などが主催する中学野球大会に主催として加わっており、阪神もあまり強気に出られないのでしょうが、“遣(や)り得”というほかありません」

 岡田監督誕生の舞台裏では、こんな具合で関西マスコミ同士が火花を散らしていたというのだが、関西のマスコミ各社は昔から、お抱えの評論家を監督やコーチにねじ込もうと、主導権争いを繰り広げるなどしてきた。相も変わらず不毛な足の引っ張り合いをしているようなのだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    佐々木朗希「開幕メジャー確約なし」のナゼ…識者は《朗希サイドの非常識な要求》の可能性を指摘

  2. 2

    佐々木朗希の「独りよがりの石頭」を球団OB指摘…ダルやイチローが争奪戦参戦でも説得は苦戦必至

  3. 3

    下半身醜聞の西武・源田壮亮“ウラの顔”を球団OBが暴露 《普通に合コンもしていたし、遠征先では…》

  4. 4

    佐々木朗希はロッテの「足枷」だった…いなくなってFA石川柊太の入団がもたらす“これだけのメリット”

  5. 5

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  1. 6

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 7

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 8

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  4. 9

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  5. 10

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース