松坂大輔氏が今春キャンプで西武臨時コーチに 1年休養から現場復帰の事情と球団の思惑

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■充電期間は長くなりそう?

 松坂自身も将来的な指導者転身に意欲を隠していない。横浜高校で松坂を指導した小倉清一郎元部長は以前、日刊ゲンダイの取材に対し、「十分稼いだんだから、野球界から足を洗ってのんびりしろよ、と本人に言ったら『ボクは野球でここまでこさせてもらった。野球界に育てられたので、指導者として戻ってきたい』と言っていた」と、証言している。

 問題はその時期だ。21年に球団から「来季はコーチとして入閣を……」と誘われた時は、これを固辞。引退会見でも「家族と過ごす時間を増やしたい」と話していた。松坂の自宅はボストンにあり、15年にソフトバンクで日本球界に復帰して以降は単身赴任が続いていた。そうした事情もあり、球団内では「充電期間は長くなりそうだ」と思われていた。

 それが臨時コーチとはいえ、1年の休養を経ての現場復帰。この間も野球関連の仕事は絶やさず、解説者、評論家として活動していた。案外、本格復帰も早そうだが……。

「いやいや、西武はあせってませんよ」と、球団OBがこう続ける。

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