筒香が米球界にしがみつく複雑な事情 日本球界オファーも蹴ってレンジャーズとマイナー契約の謎解き

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 夢は広がるばかりだが、球場の建設や維持費は莫大。そこに野球チームの運営費が加われば、資金調達は容易ではない。メジャーに昇格してもうひと稼ぎしたいところだろう。

 しかも、球場建設に踏み切ったきっかけのひとつにあったのが、筒香が提唱してきた「勝利至上主義の少年野球」に対する危機感だった。

 甲子園出場を目標とする一部の指導者たちが選手に過度な練習を強要。それが体罰や暴力につながり、小・中・高生が野球を楽しめなくなっている事実に、かねて疑問を投げかけてきた。当時はアマチュア球界にケンカを売るような言動として波紋を呼んだ。それでも臆することなく発言を続け、海を渡った。

 地元に立派なボールパークを完成させて“凱旋”するためにも、ひと花咲かせなければ、帰るに帰れない。

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