栗山監督が阪神球団事務所を電撃訪問 日本代表への“トラウマ”抱く岡田監督への深謀遠慮

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■2008年北京五輪の“トラウマ”

 今回のWBCでは中野に加えて、昨季43ホールドで最優秀中継ぎ投手賞を獲得した守護神候補の湯浅京己(23)も侍入りが確実となっているが、そもそも岡田監督には日本代表に対する“トラウマ”がある。

 2008年北京五輪では、腰に不安を抱えていた新井貴浩(現広島監督)が大会期間中に腰を骨折。3番打者としてチームの快進撃を支えていた主砲がシーズン終盤まで離脱した影響もあり、巨人に最大13ゲーム差をひっくり返されてV逸。その年限りで退任した。

 そんな事情を察してか、昨23日には栗山監督が岡田監督に会談を求めて阪神の球団事務所を訪問。中野や湯浅の起用法に加え、青柳晃洋(29)と近本光司(28)の予備メンバー入りに理解を求めた。

 これで少しは岡田監督の不安が解消されればいいが……。

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