それに引き換え、男子選手に闘争本能が欠け、“ぬるま湯”といわれる国内に安穏として、世界に挑戦する気概が欠けている。
そのうえ、日本ゴルフツアー機構(JGTO)や大会関係者も、じり貧国内ツアーの存続に必死で、男子プロを世界に送り出すビジョンもなければ、環境づくりも怠っている。
世界のトップで活躍する松山英樹は、20歳の若さで日本を飛び出し、アジア人初のマスターズ優勝という快挙を成し遂げた。今、日本の試合に松山が出てこないのはプロの本能を引き出す厳しさがないからだ。日本の男子プロに求められているのは世界へのチャレンジ精神と志の高さである。