ツアー低迷の原因は…“ぬるま湯どっぷり”日本男子プロに欠ける世界への「チャレンジ精神」
わが国の男女プロトーナメントは今、オフの真っ最中だが、世界ではすでに熱戦が繰り広げられている。
米男子のPGAツアーはハワイでの2試合が終わった後に、西海岸カリフォルニアに舞台を移して早くも3試合を消化。
そして、米女子のLPGAツアーも先週から始まった。女子大会は主戦場を海外に移している畑岡奈紗、笹生優花、渋野日向子、古江彩佳に加え、今季から勝みなみ、西村優菜も新たに参戦する。6人の日本人選手が世界最高峰のステージにそろう、かつてない賑やかさを見せる。渋野は2019年全英女子オープン、笹生は21年全米女子オープンのメジャー大会を制覇。2人に続けとばかりに日本女子選手の戦意は高い。
先ごろ、西村は「昨年参加したQシリーズ(ツアー出場のための最終予選会)でさえ距離も長く、タフなコースの上、競争も激しい。でも私は、私の持ち味を生かし、いいニュースを届けられるよう頑張ります」と新天地でプレーする意気込みを語った。渋野や笹生がメジャーに勝てるなら私にもチャンスはある──そんな意志を感じさせる。