藤浪晋太郎を待ち受ける「移動の試練」アスレチックスは今季メジャー最長の8万キロ超!
■ア軍はスケジュールも超過密
アスレチックスは総移動距離が長いうえにスケジュールも過密だ。4月には東海岸でレイズ(セントピーターズバーグ)、オリオールズ(ボルチモア)と7連戦した後、移動日なしで本拠地オークランドに戻ってメッツ、カブスと6連戦、計13連戦が組まれている。疲労がピークに達する夏場には全米を縦断するケースもあり、中々ハードだ。
国土が広大な米国は東海岸と西海岸で3時間の時差があるため、東から西へ移動した場合は体内時計に狂いが生じるのも珍しくない。当日移動の場合、ホテルで仮眠を取ってウォーミングアップもそこそこに試合に臨むこともあり、眠気と疲労からフラフラの状態でグラウンドに立つケースもある。米国の環境に不慣れな藤浪は長距離移動の疲れも手伝って、満足に睡眠時間を確保できないままマウンドに上がるなんてこともありそうだ。