千賀滉大は“見切り発車”で開幕の恐れ…メッツ内野手全員がWBC代表入りで不在の波紋
メジャーでは今季から極端な守備シフトが禁止され、各球団ともキャンプ、オープン戦でベースカバーなど基本的なフィールディングの徹底を図る。しかし、北中米各チーム代表のキャンプは3月上旬から予定されているため、千賀が主力内野手との連係を実戦でテストする機会が限られるのだ。
■決勝まで進んだら開幕まで1週間
WBCは旧ルールで行われるが、開幕後は新ルールが適用される。つまりWBCに出場する選手はキャンプで新ルールの練習をした後、代表では旧ルールでプレー。再びチームに合流して新ルールに適応するが、3月21日の決勝まで進んだ場合、開幕まで1週間しかない。そのためショーウォルター監督は「最大の不安は内野陣だ」と頭を抱えている。
ただでさえルーキーの千賀は、投内連係など野手とのコンビネーションを磨くことが不可欠。だが、内野が“全滅”では十分な練習はできないのではないか。自身の調整はともかく、チームプレーに課題を抱えたまま開幕を迎えることになりかねない。