ダル塾に休みなし!WBC球に苦戦の宮城と休日返上練習 栗山監督「いい形に進んでる」と笑顔
宮城はWBC球の扱いに苦労していた。今年初の実戦となった14日のオリックスの紅白戦では2回を投げて2被弾3失点。2四球を与え、スライダーが甘く入るなど制球に苦しんだ。オリックスの投手コーチでもある厚沢コーチは「彼は脳みそと手の感覚が一致する投手。修正能力が高いから修正してくれるといいけど……」としながらも、心配そうな表情をのぞかせていた。
■首脳陣からダルに依頼か
宮城はその後、代表合宿初日の17日にダルビッシュからフォークの極意を教わった。
球が抜けることを恐れず、キャッチボール相手の佐々木の右足を目がけてフォークを投げるイメージをアドバイスされた。その通りに投げると、佐々木が「めっちゃ揺れてる!」と驚くほど変化したという。
さる侍ジャパン関係者がこう明かす。
「代表の15人の投手の中で、WBC球の扱いに苦慮しているのが宮城と首脳陣はみているのでしょう。球場まで来た栗山監督と厚沢コーチは元日本ハムの監督とコーチで、日本ハム出身のダルに頼める立場にある。共にライブBPで投げるとはいえ、2人の首脳陣がダルに『宮城を見てやって欲しい』と頼んだ可能性もあります。ダルは21日、ライブBPに登板するだけに、自身の調整と時差ボケ解消の意味合いもあったのでしょうが」