オリ宇田川優希の「素顔と実力」を恩師が明かす 侍J合宿でダルにいじられ一躍全国区に
「埼玉・八潮南高時代は無名でしたが、『いい選手がいる』と私に連絡が入った。練習試合で対戦した帝京高の金田監督からです。彼は筑波大時代の後輩で今でもつながりがある。実際に見てみると、背も高かったし、直球に力強さを感じた。すぐに勧誘しました。おとなしく、黙々とひたむきに練習をする選手で、どこか芯の強さを感じさせました」
■大バッシングを力に
ドラフト前に各球団に提出した調査書には育成指名なら社会人に進むと記していたが、いざ指名されると心が揺れた。悩み抜いた末に入団を決意すると、待っていたのは育成なら社会人に行くんじゃなかったのか、という世間からの大バッシングだった。
「ひとりの大学生をここまで叩くのかというくらい、ネットを中心にたくさんの批判の声が上がりました。私まで言い表せないほど暗い気分になった。本人から相談を受けることはなかったけど、相当にこたえたはずです。オリックスではそうした苦しい経験をバネに取り組んできたのだと思います」(森本監督)
球団OBが言う。