侍J打線に専属スコアラー不在…WBCライバル国の分析・対策は“選手任せ”の不安不吉

公開日: 更新日:

 この日のオリックス戦では、前日までの全5試合で4番を担った村上が、6番に降格。それでも1打席目に実戦初本塁打となる3ランを放つと、山川にも実戦初安打と初本塁打が飛び出した。

 これが目覚めの一発となればいいが、球界OBは「強化試合では阪神、オリックス相手に大量点を挙げたものの、打線は本番に向けて一抹の不安がある」と、こう続ける。

「今大会は、これまでNPB球団から派遣されていた専属スコアラーが不在。相手国の分析と対策は、ほぼ村田バッテリーコーチがやっているそうです。最近はトラックマンなどの導入で対戦相手のデータを取りやすくなっているとはいえ、コーチひとりで十分な分析と対策ができるのかどうか……」

 村田コーチは宮崎合宿中、相手打者の対策を聞かれ「一番は投手が投げたい球を投げてもらえるように。迷ったり行き詰まったりしたときにデータを活用したい」と言っていたし、吉村打撃コーチも「できる限りのサポート、アドバイスをしていくが、本番まで時間がない。選手自身が自分を信じて、集中し、能力を上げて、フォア・ザ・チームでやってくれると信じている」と話していた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    フジ調査報告書でカンニング竹山、三浦瑠麗らはメンツ丸潰れ…文春「誤報」キャンペーンに弁明は?

  3. 3

    大谷の今季投手復帰に暗雲か…ドジャース指揮官が本音ポロリ「我々は彼がDHしかできなくてもいい球団」

  4. 4

    下半身醜聞ラッシュの最中に山下美夢有が「不可解な国内大会欠場」 …周囲ザワつく噂の真偽

  5. 5

    フジ反町理氏ハラスメントが永田町に飛び火!取締役退任も政治家の事務所回るツラの皮と魂胆

  1. 6

    フジテレビ第三者委の調査報告会見で流れガラリ! 中居正広氏は今や「変態でヤバい奴」呼ばわり

  2. 7

    やなせたかしさん遺産を巡るナゾと驚きの金銭感覚…今田美桜主演のNHK朝ドラ「あんぱん」で注目

  3. 8

    女優・佐久間良子さんは86歳でも「病気ひとつないわ」 気晴らしはママ友5人と月1回の麻雀

  4. 9

    カンニング竹山がフジテレビ関与の疑惑を否定も…落語家・立川雲水が「後輩が女を20人集めて…」と暴露

  5. 10

    “下半身醜聞”川﨑春花の「復帰戦」にスポンサーはノーサンキュー? 開幕からナゾの4大会連続欠場