巨人大盤振る舞いのナゼ? 中田翔「年俸倍増3億円・3年契約」への疑問
だれに、いくら払おうと、ケチをつけるつもりはさらさらない。球団によって、カネの使い方はさまざまだし、それで本人が気を良くして結果を出し続けるようなら、大枚をはたいた甲斐もあるというもの。が、この人の場合、気前よく年俸を弾んだところで結果を出し続けるかは疑問と言わざるを得ない。
2日、巨人の球団事務所で契約更改を行い、今季年俸1億5000万円の倍増、3億円の3年契約でサインした中田翔(33)のことだ。
日本ハムから移籍2年目の今季は、109試合で打率.269、24本塁打、68打点。8月からは岡本和真(26)に代わって4番に座った。
「もっと気を引き締めて頑張らなければと、改めて思った。(今季は)二軍にいた期間も長かったので、来季は全試合に出られるように頑張りたい」
更改後の本人はこう言って殊勝だったが、「シーズン中の8月に移籍した昨季は、34試合で打率.154、3本塁打、7打点。暴力事件を起こして日本ハムからの無償トレードだったし、今年結果が出なければクビになりかねなかった。精神的に追い込まれたときの中田は期待できるし、ここぞというときの集中力はハンパじゃありませんからね。ただ、それが長続きしないんです」と、日本ハムOBがこう続ける。