著者のコラム一覧
太刀川正樹ジャーナリスト

1946年、東京生まれ。国際ジャーナリスト。早稲田大学教育学部英文科在学中、韓国国立ソウル大学語学研究所へ留学、韓国語を学ぶ。講談社の日本語版「ペントハウス」ニューヨーク特派員などを経験。著書・訳書に「政権交代」「平壌十五号官邸の抜け穴」「オリンピック30年」など。

【Wasn't expecting this curveball.】大谷の電撃訪問を「予想もしなかった変化球」と表現した米駐日大使の興奮

公開日: 更新日:

 WBC参加のため、1日夜にチャーター機で米国から帰国した大谷翔平は翌2日、電撃的に東京の米国大使館を訪れ、ラーム・エマニュエル駐日大使と面会した。その直後に同大使がツイッターに投稿したのが今回のフレーズだ。

「Wasn't expecting this curveball.」

 驚きを表現するときに使う「wasn't expecting」は「予想もしなかった」「思ってもみなかった」「こんなはずじゃなかった」と、いい意味でも悪い意味でも使えるフレーズだ。

 エマニュエル大使のツイッターには以下の言葉が続いていた。

「ショウタイムが米国大使館にやってきました。オオタニさんほど、日米の国民的娯楽(national pastime)を共有できる素晴らしい代表的人物はいません。彼は日米のゲームの歴史を変えました(He's changed the history of the game in Japan and America.)」

 大谷が大使館を訪れた目的は、いわゆる「表敬訪問(courtesy call)」だと思われるが、野球好きの米国人らしく大谷の電撃訪問を“curveball(カーブボール)”と表現するなど、米国側も大谷の「民間外交(private diplomacy)」に興奮している様子がわかる。ファンも同様のようで、このツイッターのコメントには、

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…