WBC中国戦は“二刀流”大谷の独り舞台!決め球温存で余裕のゼロ封、打でも適時二塁打の貫禄
侍ジャパンの大谷翔平(28=エンゼルス)が格の違いを見せつけた。
WBC初戦の9日、「3番・投手」のリアル二刀流で出場。東京ドームを埋め尽くした4万1616人の大観衆に迎えられて初戦のマウンドに立つと、中国打線を4回1安打無失点5奪三振と完璧に封じ込んだ。
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「本来の大谷の力を考えれば、状態は良くなかった。本人が試合前に『緊張はすると思う』と言っていた通り、硬さがありました。直球はMAX160キロをマークしたものの制球が安定しない。そこで、調子の良かったスライダー中心の投球に切り替えて、結局は中国打線を寄せ付けなかった。投じた49球のうち、真っすぐが20球でスライダーが26球。決め球のフォークは1球、メジャーで威力を発揮するツーシームは2球。先を見据えて伝家の宝刀を温存する、余力を残した投球でした」(評論家の橋本清氏)