山本由伸「日本人最高200億円契約」に現実味 豪州戦4回8K無失点圧巻投球をメジャー称賛
ただ、懸念材料はある。
山本は昨季、史上初の投手四冠を達成した一方で、右肘痛(5月)と左脇腹痛(10月)で2度、戦列を離れている。高校時代からの“古傷”でもあり、ここを懸念するスカウトがいるのも事実。フォーム改造を行ったのも、より体に負担をかけたくないという経緯があるが、前出のア・リーグのスカウトは「この時期の仕上がりにしては上々。新しい投球フォームも『向上心がある』ということで我々は好意的に見ています。右肘と左脇腹に故障歴? 今は治っているんでしょう? それなら問題ありません」とキッパリ言い切った。
次回登板は米国ラウンドの準決勝、決勝になる可能性が高い。海の向こうの投球次第では評価は青天井になりそうだ。