レッドソックス吉田がマルチ安打デビュー 評価うなぎ登りで打点王と新人王「二冠」も可能性あるぞ
レッドソックス・吉田正尚(29)が日本時間31日、オリオールズとの開幕戦に「4番・左翼」で出場し、4打数2安打1打点1得点、1死球。いきなりマルチ安打と打点をマークする上々のデビューを果たした。チームは9-10で敗れた。
大会記録を更新して打点王(13)になったWBCでの活躍があって、開幕前から評価はうなぎ上りだった。米スポーツ専門局ESPNは吉田を今季の新人王最有力候補に挙げた。レ軍の上位打線は1番からベルドゥーゴ、デバース、ターナーと出塁率の高い選手が続くだけに、好機に強い吉田は打点王と新人王の「2冠」の可能性もありそうだ。
吉田と新人王を争うとみられるのが、ヤンキース・ボルピー(21)、オリオールズ・ヘンダーソン(21)の両内野手。いずれもレ軍と同じア・リーグ東地区のライバル球団に所属する若手有望株だ。
ボルピー、ヘンダーソンの2人は長打力が売り。ボルピーは昨季、マイナーで132試合に出場し、21本塁打、65打点。ヘンダーソンは昨季途中、メジャー昇格を果たし、打率.259、4本塁打、18打点。ともに今季のさらなる飛躍を見込まれており、特にボルピーは走攻守三拍子揃った遊撃手でヤ軍のレジェンドであるデレク・ジーター2世と期待される。