「打倒!原巨人!」岡田監督は15年前の“逆転V逸”リベンジに闘志メラメラ
開幕8戦は5勝2敗1分け。18年ぶりの「アレ」をめざす猛虎軍団は、11日から敵地で今季初の伝統の一戦に臨む。親会社もトラ党も「巨人にだけは負けるな!」と猛ハッパをかけてきた宿命の対決。まずは先制パンチをお見舞いしたいところだ。しかも敵将・原辰徳監督(64)に15年前の雪辱を果たす戦いでもある。どうする岡田彰布監督(65)。
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岡田監督は決戦に備え、10日の移動日に新幹線で東上した。車中で思いを巡らせたのは、もちろん巨人を粉砕するための方策。今季の新戦力はどれほどの力量か。開幕投手に球団史上初めて新助っ人のビーディを抜擢するなど、原監督の大胆采配への対応をどうするか……。いずれにしても、この宿命のライバルを倒さなければ悲願の「アレ」は難しい。
阪神は昨年まで、2年連続で巨人に勝ち越した。痛快なG倒劇にトラ党も留飲が下がったことだろうが、それまではまさに地獄。2008年から20年まで、なんと13年連続で勝ち越せない屈辱のシーズンが続いた(対戦五分が3度)。その出発点となった08年こそ、岡田監督にとって忘れたくても忘れられないシーズンだ。