(10)社長は悪を無意識に実行する男
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オーナーは、表情を変えずにじっと聞いていた。
「私の考えとしましては、お取引先からもクレームが来ていることを鑑みまして、榊原氏は社長には不適格なのではないかと考える次第であります」
久志は、思い切ったことを言ってしまったという思いから、足が小刻みに震えだした。
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