原監督「今季限り」を決定づける巨人“魔の八回”地獄…6試合連続失点は熱意消失による人災
GW最終日の7日、ネット上では「魔の八回」がトレンド入りした。
最下位・中日に3タテを食らい、ゲーム差なしに迫られた巨人のことである。
その日の中日戦で同点の八回に登板した3番手の直江が、先頭から2者連続四球を与えて降板。その後、5番手の菊地も四球を与え、1死満塁から石川昂に決勝犠飛を打たれた。2日のヤクルト戦から6試合連続失点となった。八回の防御率は6.39。最も得点を奪われている、まさに「魔のイニング」である。
事の発端は昨季からだ。原監督が絶対的中継ぎエースだった中川を使い倒した結果、開幕前に腰痛を発症。1年以上も長期離脱するはめになった。ここ数年、鍵谷、鍬原、平内といった勝ちパターンを任されたリリーフ投手が、ことごとく故障で戦線を離脱していった。
「首脳陣の起用法に問題があるからではないか。今季も例えばまだ高卒2年目の左腕・代木は、毎日のように投げている(12試合16回3分の1)印象です」と広島で投手コーチや編成部長などを歴任した川端順氏がこう指摘する。