八村塁「W杯出場」は勝ち上がるほど遠のく…レイカーズ地区決勝進出は第6戦へ持ち越し
八村塁(25)のレイカーズ(第7シード)が日本時間11日、西カンファレンス準決勝(7回戦制)でウォリアーズ(第6シード)と対戦。昨季のNBAファイナル覇者でリーグ屈指の3ポイントシューターであるステフィン・カリー(35)擁する同地区のライバル相手に106-121で敗れた。レ軍は対戦成績を3勝2敗とし、西カンファレンス決勝進出は13日に本拠地ロサンゼルスで行われる第6戦に持ち越された。
レ軍は頂点に立った2020年以来のNBAファイナル進出がかかる。チームが勝ち上がれば勝ち上がるほど、八村のW杯(8月開幕=インドネシア、フィリピン、日本共催)への出場は遠のきそうだ。
今季終了後、制限付きFAになる八村は、今年1月のレ軍移籍後、3&D(3ポイントシュートとディフェンス)で存在感を示してきた。
■今オフFA市場の目玉のひとりに
欧州勢も含めて世界のトップ選手が出場するW杯は所属先が未定だったり、NBA入りを目指す選手にとっては格好のアピールの場。W杯でのパフォーマンスが認められて契約に至るケースは少なくないが、八村は今オフのFA市場の目玉の一人だ。仮に交渉が難航していたとしても、いまさらW杯で実力を証明する必要などまったくないし、契約がまとまっていれば、移籍チームの意向や起用法次第でW杯出場が認められない可能性もある。