大谷翔平が天敵から6年目で初アーチも…ライバル球団「好投手と救援左腕」投入に大苦戦中

公開日: 更新日:

緩急が加わると苦戦、各球団は試合終盤に“左腕”投入

 大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言った。

「大谷はコール、バーランダーを筆頭に、速球と低めの変化球を巧みに投げ分けるタイプの投手を比較的、苦手にしています。イオバルディやバルデスのように緩急を駆使する投手も打ちあぐねる傾向にあり、低めの変化球にタイミングを狂わされたり、直球にバットが空を切るケースは少なくありません。大谷は速球や低めの変化球にも対応する力量を持ち合わせていますが、これに緩急が加わると惑わされるケースが多い」

 本塁打王を狙う大谷には救援左腕も立ちはだかる。各球団とも試合終盤になると大谷を封じるため、判で押したように左腕を投入するケースが目立つ。実際、相手の思うつぼにはまるのは珍しくなく、右腕からは約14打席に1本の割合で一発を放っているのに対し、左腕からは20打席に1本と本塁打の生産性が低い。

 今季はマリナーズのセットアッパー・スピアー(1勝0敗、防御率0.63)、パドレスの守護神・ヘイダー(11セーブ、同1.06)、レンジャーズ・スミス(6セーブ、同3.21)ら好調な救援左腕が少なくない。

「大谷は変則左腕を苦にしており、スピアーやヘイダーのようなサイドハンド気味のタイプには苦戦すると思う」(前出の友成氏)

 天敵を攻略できれば、タイトルに近づきそうだが……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動