大谷翔平は今シーズンも孤軍奮闘…「なおエ」状態がいよいよ顕著になってきた
ア・リーグ西地区で首位争いをしたのは、つい2週間前のこと。それが4カード連続勝ち越しなしで気が付けば4位マリナーズに1ゲーム差(日本時間21日現在)と迫られたのが、大谷翔平(28)のエンゼルスだ。
同地区のレンジャーズとアストロズに続き、ガーディアンズにも負け越し。東地区2位のオリオールズとは2勝2敗と星を分けたものの、力のあるチームとの対戦になったとたん、失速しつつある。
地区2位以下の勝率上位3チームがプレーオフに進めるワイルドカード争いは21日時点で6位。上位球団からも星を稼がない限り、「ヒリヒリする9月」を過ごすことは難しい。
大谷は、本塁打、打点、安打、盗塁、防御率、勝利数、奪三振でチームトップクラスの成績を残している。
21日に放った11号本塁打は速球を完璧にとらえたもの。速球を本塁打したのは4月27日の6号以来、今季2度目。変化球に加えて速球にも対応するようになってきた。
打って走って投げて……ここまで休んだのは2試合だけで孤軍奮闘を続けているのは、今年こそプレーオフに出たいという強い気持ちがあるからこそ。ひとり結果を残しながらチームが勝てない「なおエ」状態がいよいよ顕著になるようだと、そのパフォーマンスに影響が出ないとも限らない。