エ軍はピッチクロック違反ワースト2位…悪投球テンポのWパンチが勝負所で重くのしかかる

公開日: 更新日:

 今季から導入されたピッチクロック(投球間隔制限)が大谷、チーム双方に悪影響をもたらしている。

 開幕から50試合を迎える中、エンゼルスの違反は14度で、メジャーワースト4位。大リーグ全体ではカージナルス、ジャイアンツ、ヤンキースの15度に次ぎ、ア・リーグではヤ軍に次いでワースト2位タイだ。

 エ軍の投手別に見ると、救援左腕ムーアの3度が最多。先発では大谷、サンドバル、キャニングが2度で続く。投球間隔違反は自動的に1ボールが宣告されるため、エ軍投手陣は計14個の余計なボールを与えてカウントを悪くしたことになる。

 エ軍投手陣に違反が多いのは大谷、サンドバル(メキシコ)、バリア(パナマ)らがWBCに出場。オープン戦で思うように投球間隔を試せなかったため、新ルールへの対応が遅れたのだろう。正捕手オホッピー(左肩手術)、ウォラック(首の張り)ら捕手陣に故障者が続出、サイン交換の際に息が合わなかったことも原因の一つとみられる。

 今季ここまでマスクをかぶったのはオホッピー、ウォラック、タイス、オーキーの4人。大谷は4人すべてとバッテリーを組み、サンドバル、キャニングにしても3人を相手に投げている。メジャーでは投手との相性の良し悪しでバッテリーを組む捕手を決めるケースが多いだけに、開幕から1カ月で女房役がコロコロと代わるのはそもそも異常事態だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    僕がプロ野球歴代3位「年間147打点」を叩き出した舞台裏…満塁打率6割、走者なしだと.225

  2. 2

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  3. 3

    “玉の輿”大江麻理子アナに嫉妬の嵐「バラエティーに専念を」

  4. 4

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  5. 5

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  1. 6

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 7

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  3. 8

    【独自】フジテレビ“セクハラ横行”のヤバイ実態が社内調査で判明…「性的関係迫る」16%

  4. 9

    大江麻理子アナはテレ東辞めても経済的にはへっちゃら?「夫婦で資産100億円」の超セレブ生活

  5. 10

    裏金のキーマンに「出てくるな」と旧安倍派幹部が“脅し鬼電”…参考人招致ドタキャンに自民内部からも異論噴出