大谷翔平は今季「申告敬遠」が増えそうだが…後続の“勝負弱さ”がエンゼルスの致命傷に
大谷が勝負を避けられた。
リアル二刀流で出場した日本時間22日のツインズ戦。1-1の同点で迎えた五回2死二塁の好機に申告敬遠で歩かされたものの、後続のレンフローが空振り三振に倒れて得点機を逃した。
今季、大谷が相手バッテリーから歩かされるケースは現時点で少なく、申告敬遠はこれで2個目。ガーディアンズ・ラミレス(9個)、オリオールズ・ラッチマン(4個)、ヤンキース・ジャッジ(3個)らに続いてリーグ6位だ。
一発のある大谷は昨季まで得点圏に走者がいて一塁が空いていると、判で押したように勝負を避けられてきた。申告敬遠は昨季リーグ3位の14個、2021年が同1位の20個と、相手バッテリーに警戒されてきただけに今後、シーズンを追うごとに歩かされる場面は増えそうだ。
得点機で打席に立つことさえできないのは本人にコントロールできることではないとはいえ、チームにとって重要なのは後続の勝負強さになる。
今季、主に大谷の後の4番を打つレンフロー(打率.267、10本塁打、29打点)は得点圏打率.179。21日に負傷者リスト(頭痛と不眠)から復帰したウォルシュ(打率.125、0本塁打、1打点)は昨季、38試合に4番で起用され、得点圏打率.191。大谷が歩かされた後、レンフロー、ウォルシュに適時打は期待できないのだ。