中日・福永裕基“立浪監督好み”のド根性エピソード 中高時代にケガに悩むも手を抜かず
中学時代に在籍した竜王ジャガースの小松崎雄志監督(60)は、「冬場も体から湯気が上がるくらい走り込みをやる。ただ、2年夏に腰椎分離症になり、半年間、リハビリに専念しました。その間、治療のストレスで、下痢になったこともあったそうですが、裏方に回って球拾いとかして、ひたむきにチームを支えてくれた。中軸だった福永を外すことは考えられませんでしたし、リハビリ明けはチームの中心として全国大会に導いてくれました」。
■腰、手、足…故障もどこ吹く風
父の茂樹さんも言う。
「高校時代も腰をケガしたことがあったんですけど、コルセットをつけて試合に出続けましたし、手を突き指した時もグラブにスポンジを詰めて固定した上でプレーしていました」
日本新薬時代は休日返上でジムに通い、食事のメニューを研究して体づくりをした。そうした努力が実って昨秋のドラフトでようやく中日から声がかかった。
4月26日の広島戦の五回、二塁守備時に右翼手と交錯し、足を打撲。思いのほか症状が軽くなかったのか、1週間ほど離脱したことがあったが、その後はケガを感じさせず、試合に出続けている。