中日・福永裕基“立浪監督好み”のド根性エピソード 中高時代にケガに悩むも手を抜かず
初めてのプロ生活。疲労は蓄積しているはずだが、茂樹さんには「試合に出させてもらっているから」と、気丈な姿を見せているという。レギュラー取りのチャンスを逃すまいという意気込みの表れだと、父親は受け止めている。
「子供のころから結果いかんにかかわらず、手を抜かない。最後までやり通すところに安心感を感じていました」(茂樹さん)
立浪監督は先日、福永ら若手に関して「勝つためには必死にやることが絶対条件」と話し、選手個々にハッパをかけることもあるという。福永はその成績もさることながら、指揮官好みのド根性で定位置取りを目指す。 (随時掲載)
▽福永裕基(ふくなが・ひろき) 1996年9月16日、滋賀県八日市市(現東近江市)出身。布引小2年から布引ハンターズで野球を始める。近江兄弟社中時代は竜王ジャガースに所属。天理高では3年夏に奈良大会の決勝戦で敗退し、甲子園出場経験はない。専大では主将を務め、日本新薬を経て2022年ドラフト7位。180センチ、85キロ。右投げ右打ち。