元日本代表・都並敏史監督率いるJFL浦安 天皇杯2回戦で横浜Mにチャレンジ
W杯優勝のアルゼンチンから参考にすべきもの
「あれだけのスーパースターでも(勝てないと)厳しく批判される。そんな国はアルゼンチンくらいしかないでしょう。マラドーナに並ぶことができて本当に良かったと思います。優勝したアルゼンチンからは<守備の文化>を絶対に参考にすべきと思います。球際を厳しくいくとか、もちろんそういうことも大事なんですが、アルゼンチンのサッカー関係者に『技術の高いブラジル人選手からボールは奪おうとしてはいけない。行くふりをしてミスを誘い、そこでボールを奪ってチャンスとなればガッと攻め込む』と聞かされたことがあります。こういう感覚の守備を身に付けたいと思います」
高校サッカーからも学ぶべきことは多いと言う。
「青森山田高の黒田剛先生がJ2町田の監督に就任して(19試合を消化して7日現在)リーグ首位です。自分自身、高校サッカーから学ぶべき点は多いと思っています。クロアチア相手にPK戦で敗退しましたが、高校サッカーにしてみたら<PKで決着を付ける>ことは当り前の話。だから日々の練習から、いろんなことにこだわりながらPKの練習をやっているのです。高校サッカーは宝の山です。日本サッカーにプラスになるものは、積極的に取り入れていくべきだと思います」
柔軟思考の持ち主・都並氏の至言である──。