巨人9年ぶり交流戦V消滅もリリーフ起用に変化…それでも原監督vs投手コーチせめぎ合いは続く
■交流戦ではリリーフ陣の2連投すら減る
「交流戦に入ってから、特にリリーフ陣の起用が明らかに変わりました。交流戦前に投手コーチが原監督と話し合いの場を持ったと聞いています。勝ちパターンも負けパターンも関係なしに投手をつぎ込む5月までのやり方では、とてもじゃないがシーズンの最後まで持たない。投手コーチが運用の見直しを求めるのも当然です。交流戦ではリリーフ陣の2連投すら減った。それで投手に肉体的にも精神的にも余裕が出てきたのは確かでしょう」(マスコミ関係者)
ただ、原監督が完全に“改心”したわけではなさそうだ。交流戦に入ってからも、高梨や大江、大勢が3連投を強いられている。抑えの大勢は仕方がないにせよ、4連投もあった高梨は、ここ9試合で7登板と相変わらずの酷使である。
やっと投打の歯車が噛み合い始めた巨人だが、ベンチでは原監督と投手コーチのせめぎ合いがまだまだ続きそうだ。