夏大会の勝敗だけじゃない! プロが見ている高校球児の“評価ポイント”をスカウトが伝授
球児の成長速度は雨後のタケノコのごとし。別のスカウトが言う。
「夏を越してから急激に体が大きくなる選手も少なくありません。太りにくい選手と思っていたら、どんどん筋肉がついてパワーが増すなんてことも。投手なら球速、野手はスイング速度が上がる。野手の木製バットへの対応力も要チェックです。我々は夏以降、ドラフトにかけるかかけないか、ギリギリのラインにいる選手がいれば、ブルペンで投げてもらうし、フリー打撃もチェックする。スカウト部長にも見てもらう。夏以降に評価が上がり、ドラフトで指名された選手は、挙げればキリがありません」
ドラフトまでの3カ月、諦めなければ道は開けるかもしれない。