開星高“ヤクザ監督”再任から4年目、71歳の現在地…島根予選ベスト8負け「私の実力不足」

公開日: 更新日:

「近頃の子どもたちは叱られることに慣れていませんからね。いまは時代に合わせた指導をしていて、叱ることは滅多になくなりました。ですが、もどかしさはある。やっぱり、叱ることで伸びる子たちもいるんです。随分と丸くはなりましたが、しっかり練習はさせていますよ。今夏は酷い暑さですが、ウチの選手は誰ひとりとして熱中症の症状が出ませんでした。日頃のトレーニングの成果です」(野々村監督)

 御年71歳。ただでさえ監督業は体力を使う。肉体は限界に近いが、それでも心は枯れていない。

「私の体は悲鳴を上げています。でも、変わらず情熱はある。やっぱり、甲子園に出たい。もう前を向いています。負けた次の日から休まず練習しています(笑)。新チームの子たちは実戦経験も少ないから、今から鍛えないと。来年こそは、きっと」

 野々村監督は豪快に笑った。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動